ヒシ型バブル2

何を書こうか思案中。

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ヲトメ、あふるる

 
何の変哲もないメモ書きにこう言われるのである。
「ヒシさんの文字は乙女チックですよね。」

何か意味を込めたメモでもなく、ましてやイラストを入れたわけでもないが、言った本人は直感的に何かを感じたからこそ、ごく自然に冒頭の言葉を言い放ったのである。笑顔で、無邪気に言った様に、僕は内心焦り、「今度からミミズが這ったような字を書きますね」と、とっさに返した。だが、その後、ミミズが這ったような文字とはどんなものかを考えることになり、少しミミズ文字を練習したものの、書くスピードなど考えてあまりの効率の悪さに気付く。よって、今後もにじみ出るヲトメチックは隠さずに(隠せずに)、書き続けていくわけである。

文面から溢れるヲトメチックがあるとして手紙を書くときは、ごきげんように始まり、かしこで終わる書き方をしたほうが、総合美を考えると不自然さがないのである。しかし、「ごきげんよう。庭のひまわりがうだるような暑さが続いておりますが...(以下略)」などと書くと、当たり前だが見た目と符合せず、不自然すぎるヲトメとなるのである。いわば、笑点でおさげのカツラを被ったお師匠さん程度のヲトメ模様となり、失笑は必至。またなによりもヲトメのメッキはすぐに剥がさないと、自分が窒息してしまうのである。

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時節柄、お世話になった人へ手紙を書くつもりである。ヲトメチックは込めないつもりであるが、あふるるヲトメは伝わってしまうのだろうか。
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Author:ヒシ
花を追っかけて。食物を追っかけて。移り気のある男でございます。




 
 
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